責任が大きい分だけやりがいも大きい
大学時代に物流業界へ興味を持ったのですが、当時は「大きい企業だと、自分がやりたいことができないのではないか」という思いがありました。でも面接などを通じて、山九には「チャレンジできる環境」「人を大事にする社風」があるんだなと思い、入社の意志を固めたんです。入社後もそのイメージと現実の間に大きなギャップはなく、若手社員が大きな案件を任されるなど、期待した通りの環境でした。現在所属する3PL事業部の「3PL」とは、企業の物流部門を包括的に請け負うこと。結果、お客様には、メーカーであれば開発や製造といった、コアな事業に注力していただけるわけです。その中で私が担当しているのは、営業の企画支援や現場作業の立ち上げ、改善など。電気・電子や日用雑貨品など、さまざまな業界のお客様がいます。上司のサポートを受けながら、年間数億円規模の案件の主担当も務めているので、大きなやりがいを感じています。
他人の意見も尊重し柔軟に最善策を探る
業務の中では、上司やお客様に対しても自分の意見を突き通さなければならない場面もあり、諸先輩方と比べると、その点ではまだまだ未熟だと感じます。ただ、自分の我だけを押し通しても、それが100%うまくいくとは限りませんので、関係各所の意見を聞いて最善の道を選択するということも大切です。要はバランス感覚が重要なのではないでしょうか。3PL事業部には10名ほどのグループが2つあり、合わせると20名弱になります。フランクな雰囲気の中で伸び伸びと仕事ができる環境が整っており、年齢的にちょうど真ん中ぐらいにあたる私も、後輩たちがものを言いやすいムードづくりを心がけています。勤務後などにメンバーでお酒を飲みに行くことも多いんですよ。
各人の成長を支える社員研修や海外出張
研修が充実しているのも山九の特長です。私の場合は「1年目」と「4年目」、「係長研修」と、3度の錬成館における研修を経験しましたし、熱海の研修所などにも行きました。節目節目で同期が集まりますので、そこで情報交換を行えますし、年齢の近い先輩や後輩と一緒になれば、さらに社内のネットワークを広げることができます。年に数回程度、海外出張の機会もあります。先日も「工場構内にある倉庫の物流改善をしたい」という要望を受けて、調査のために2週間ほどタイへ。現地では、まず初めにヒアリングを実施しました。その後はタイムを計るなどしながらデータを集めて、稼働率や工程のムダなど分析。その結果をもとにした改善の提案を行いました。日系企業のお客様だったので、コミュニケーションに問題はありませんでしたが、各地には現地採用の作業員もいますので、外国語のスキルも磨いていきたいですね。